Studio RLight コラム

イラストレーターでリンクと埋め込みの機能について投稿日:2015年5月25日 カテゴリ:デザイン制作

Adobe社製のイラストレーターで画像を掲載する時、リンクと呼ばれる貼付機能と、画像を埋め込む機能がありますが、どのように使い分けるのでしょうか?

とりあえず画像を置くのが【リンク機能】
イラストレーターのリンク機能は、とりあえず画像の配置して、紙面全体のイメージを見るための機能です。「ファイル」から「配置」を選び、掲載する画像を読み込む事で、その画像が紙面に表示されますが、あくまでも表示だけです。配置された画像がデスクトップ上に保存されているのであれば、イラストレーターがデスクトップ上のその画像を読み込みに行っているだけで、もし画像の保存場所を変えてしまうと、その画像を見失ってしまい、リンクが切れてしまいます。その場合画像表示をする事ができず、配置データのみ残像のように紙面上で残ってしまいます。

決定画像として制作データとするのが【埋め込み機能】
リンク機能とは反対に、画像をイラストレーターの制作データとして組み込んでしまうのが埋め込み機能であり、当然その制作データは画像が追加された事で、ファイルの容量が画像の分だけ大きくなります。もし10枚の画像を掲載する場合、埋め込み機能を使うと10枚分の画像の容量が追加されますが、リンク機能では10枚掲載しても、表示しているだけなので、容量が変わらないということになります。

【リンク機能】と【埋め込み機能】の利点とは?
リンク機能はとりあえず画像を表示させているだけのため、もし画像のファイル名はそのまま同じにして、別の画像で上書き保存をすると、イラストレーターで配置しているその画像も自動的に変更されます。画像を頻繁に変更するような修正の場合、埋め込みにすると配置作業がその都度やり直しになりますが、リンクであればその作業が省かれます。数十種類の類似商品を掲載するカタログなどの修正作業では重宝される機能です。また画像を埋め込まない事で制作データの容量が軽く、コンピューターの処理能力が低下し難い利点があります。 一方の埋め込み機能では、画像が紙面の制作データとして組み込まれている事で、その画像に対して「効果」にあるような追加作業ができ、画像データ自体を編集する事ができます。

掲載する画像をまとめて保管する
紙面に掲載する画像の枚数、そして修正の頻度により、このリンク機能と埋め込み機能を使い分けます。一番注意するべき点は、紙面に掲載する画像の保管場所の確定です。この保管場所があちこちに存在している、または頻繁に移動させていると、その度にリンクが切れてしまい、イラストレーターに画像の読み込み先を設定しないといけません。できれば制作フォルダを1つ用意して、その中に画像をまとめて保管する事をお薦めします。できれば制作終了まではフォルダの保管場所の変更をしないようにしたいです。

制作データの書出し前には埋め込みを忘れずに
紙面制作が完成したら忘れずに全ての画像を埋め込みましょう。確認方法は「ウィンドウ」の中の「リンク」を表示させます。すると紙面で掲載される画像の一覧が表示されるので、カーソルでその中の画像を選択して、「リンク」タブの右横にある下向き三角矢印の機能一覧を表示させます。すると「画像を埋め込み」があるので、そちらを選択すると、画像のファイル名の右横に「埋め込み完了マーク」が表示されます。この埋め込み作業を忘れて、制作データを書出して印刷会社にデータ入稿しても、リンク状態では画像だけがフォルダ内に取り残されてしまい、印刷会社のパソコンには画像の配置データだけが表示され、印刷ができなくなります。「画像はどこにありますか?」と問合せがきてしまいますのでご注意を!

 

 

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