Studio RLight コラム

デジタルカメラに付いているISOって何?投稿日:2015年6月9日 カテゴリ:写真

最近発売されているポケットサイズのデジタルカメラは、一眼レフに負けないほどの解像度と高画質で撮影ができるようになっています。そしてファインダーを覗かなくても、液晶モニターに映し出されている画像を見ながらシャッターを押すだけなので、非常に簡単で誰もが上手に撮影が撮影できるようになりました。 しかしその液晶モニターにはたくさんの記号やマークが表示されており、あまりカメラの基本知識がない人だと、よくわからない機能や意味があるのではないでしょうか。 今回はその中でもISOという機能についてお話します。

光の量が大切 ―シャッタースピード―
写真撮影で一番大切な事は光の量を知る事です。真夏の太陽の下ではたくさんの光の量がありますが、部屋の中にある蛍光灯4本の下では、光の量が極端に少ないです。ここで注意ですが、肉眼で見えているから明るいと判断する事はやめておきましょう。 光の量が多いと、短時間でフィルムに絵を写しますが、光の量が少ないと、フィルムへ絵を写すために十分な光が必要となるため、たくさん光を集めるために時間がかかります。シャッターを押すとカメラ本体に内蔵されているセンサーが開いて撮影するのですが、光がたくさんあればこの開放時間が短く、光が少ないと開けっ放しにして光を集める事となります。これがシャッタースピードです。

フィルムにも光を記録するスピードがある
写真は動きを一瞬で止めて記録する静止画ですから、シャッタースピードが遅いと、赤ちゃんのようにハイハイして動きまわる被写体は、ピントが合わずにぼやけてしまいます。だから赤ちゃんの動きよりも早いシャッタースピードが必要なのですが、室内の蛍光灯4本の下では光の量が足りません。そこでフィルム自体が少量の光でも綺麗に写してくれる機能があり、これを数値化した情報がISO感度です。国際標準化機構(ISO)で決められた写真フィルムの規格で、フィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す値です。

フィルムを使っていた時代
現在のデジタルカメラではなく、24枚撮り、または36枚撮りのフィルムをカメラ本体に入れて撮影を行い、現像をしてから写真を見ていた時代がありました。写真屋さんで販売していたフィルムの箱には100番と400番の文字が記載されていた事を覚えているでしょうか。100番は屋外用で快晴に適しており、400番はちょっと値段が上がりましたが、曇り空や室内撮影に適していると販売されていました。この数字がISO感度です。400番のフィルムは100番よりも早く光を写すため、シャッタースピードが遅くなり、曇り空や室内撮影用として人気がありました。

一般的にデジタル撮影は自動設定で大丈夫
フィルムを購入していた時代では100番、400番、800番、1600番など、フィルム別に購入する必要がありましたが、デジタルではこのISO感度が自動で設定ができる、または30,000番代まで技術が進歩しています。ロウソク1本の光の量でも撮影が可能です。とにかく綺麗に写真撮影がしたいのであれば、ISO感度の設定は自動で大丈夫ですが、光の量を意識して、一眼レフで撮影するカメラマンは手動で変えるといいでしょう。写真撮影の基本は光の量ですので、100番が一番綺麗になります。しかしISO感度は機械的に光の量を増やすため、画像の粒子が粗くなり、ISO感度の数値が高ければ画質は劣化していきます。それでもピントの合わない写真よりは良いという判断もできます。ぜひ有効活用していきたいです。

 

 

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